和紙はいかがですか?(笑)
こんにちは
昨日今日と小国和紙生産組合というところにお邪魔させていただきました。
皆さん、和紙と聞いて何を思いますか?高級ですか?それとも100円ショップの安い和紙ですか?
今回は体験させていただいたのですが、和紙に対する考え方が変わりました。
良い機会だったのではないかと、個人的には満足しています。
ってことで!
今日は
1,和紙ってどうやって作るの?
2,全体を通じ、感じたこと。
この2本立てで行きたいと思います。
1,和紙ってどうやって作るの?
和紙は、主に9つの工程を経て完成となります。
①原料である楮(こうぞ)というものを収穫します。
しかし楮は(自家栽培は別として)山間地の崖のようなところにしかなく、さらに栽培する方も減少してきているため、入手困難だけでなく、質も低下してしまうという課題があります。
②代替1mぐらいに切り揃え、蒸して皮むきをします。
③続いて皮引きです。むいた皮にあるたくさん表皮や芽の跡、キズを取っていきます。
(冬の場合は、ここで雪晒しということをします。良く晴れた日に雪の上において紫外線を当てます。そうすることでバクテリアの繁殖を防ぐのと、楮の色素を破壊し皮を白くします。)
④次は煮ます。だいたい4時間程、軽く手でちぎれるくらいまで煮ます。
⑤チリよりということをします。煮た後の楮を水に入れ、チリ、スジ、キズなどを取っていきます。ここできれいな和紙ができるか変わってきます。
⑥そして、たたきです。機械を使ってやるのですが、単純作業なので子供にやらせることもあるそうです。
( このようにたくさんの長い繊維がこの後の紙漉きによってまじりあって最後には和紙になるのです。)
⑦ここで、紙漉きが登場です。これは今回、私もやらせていただきました。普通に楽しいです。(笑)あと職人さんはすごかったですね。
手が「the 職人」って感じ(笑)
⑧紙漉きが終わったら、しぼりという作業です。一晩圧力で水を絞ります。
⑨最後は干すのですが、方法は二種類あります。
温めた鉄板の上に張り付ける紙干しと天日干しがあります。
(参考)風土に生きる紙づくり おぐに和紙 パンフレット
2,全体を通じ、感じたこと。
単純に
「和紙っていいかも!」
こう思いました。
ただ高級なだけになかなか手が出しづらいのかなとも思います。
体験させていただいた小国和紙さんは長岡の朝日酒蔵のラベル等に携わっております。
私たち自身には直接和紙を手に取って使う場面がそこまでないのが現状です。
しかし、和紙をただの和紙として使うよりかは、何か使える物に変えて売ってくことが鍵なのかなと勝手に思いました。
いわゆる6次産業化というものですかね。
実際に昨日「オリンモ」という商品を手に入れました。カード入れです。なかなか枚数も入るし、長持ちもするそうなので使わせていただくことに(^^)
ってことで紙漉き体験を通じ、和紙業界の現状を知れたり、和紙に対する考え方が変わったりした昨日今日でした。